宮澤といえば“超セレブ”として知られてきた。祖父に第78代内閣総理大臣の宮澤喜一氏、アメリカ人の父は元駐日米国首席公使。テレビに出始めた頃は「祖父が総理」「孫タレ」として、バラエティー番組やクイズ番組に出演することも多かった。バラエティー番組に出演した際には、「祖父とSPを連れて原宿にたまごっちを買いに行った」「社交界デビューしている」など、数々のお嬢様エピソードを披露したこともあった。

「子どものころの宮澤さんは、祖父がどういう存在なのかあまり理解していなかったそうで、原宿の街を歩いた際『モーセの十戒』のように人が開けていったと語っていました。そこで『私のおじいちゃんってヤバくない?』と気づいたとか。お店では行列のなかで、宮澤元首相が『たまごっちください!』と大声で叫んだそうですが、お店の人は冷静に『並んでください』と対応されたというオチも。なんともすごいエピソードですよね。竹下登元首相を祖父に持つDAIGOさんと『総理の孫タレント』として共演したこともあります」(同)

 こんなエピソードを聞けば、甘やかされて育った七光の俳優と思われがちだが、そうでもないようだ。「FLASH」(2019年12月10日号)によれば、宮澤家の家訓は「働かざる者食うべからず」であり、孫であろうとも決して甘やかされなかったという。たとえば、宮澤の姉がトランプの神経衰弱で負けて泣いていると、「泣いたら許してくれると思うな」と叱られていたそう。「いま思うと、勝負の世界の厳しさを、教えてくれていたんです」と宮澤は当時を振り返っていた。

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「演技がうますぎる」とSNSでも話題