【お血(おけつ):“通”のケア】

<おすすめ食材>
青魚(さば、いわし など)、にんにく、たまねぎ、しょうが、唐辛子、にら、サフラン、トマト、黒酢、桃、赤ワインなど

滞った血流を通じさせる食材、いわし PhotoAC

<おすすめのお茶>
玫瑰花(マイカイカ)茶、ウコン茶、プーアール茶など

<暮らしのポイント>

◎ストレスを溜めない!
「気」のエネルギーは血流をサポートしているため、ストレスで気の巡りが悪くなると、血流も滞りがちに。ストレスを感じやすい人は、こまめな発散を心がけましょう。

◎適度な運動で血行を促す
ウオーキングや水泳など、適度な運動を習慣にして血行を良くしましょう。肩こりや頭痛が気になる人は、ストレッチでこまめに体をほぐすことも意識して。

◎入浴で気血の巡りを良く
体をしっかり温めて、血行を促しましょう。気持ちをリラックスさせれば気の巡りも良くなるので、ゆっくり温まる半身浴もおすすめです。

 こうした肌ケアは、中医学で“補血排毒養顔(ほけつはいどくようがん)”と呼ばれています。体を健やかに整え、内側から美しさがあふれ出す健康美肌づくり。年を重ねて肌の不調をあきらめていた人も、ぜひ取り組んでみてください。

本記事のセルフチェックリストのまとめ。

監修:楊 暁波先生(中医学講師)

監修:楊 暁波先生(中医学講師)不妊カウンセラー。毛髪診断士。1984年、雲南中医薬大学医学部卒業。94年、埼玉医科大学客員研究員として来日、96年、日本遺伝子研究所に勤務。99年より日本中医薬研究会専任講師。共著に『やさしい中医学シリーズ3 誰も書かなかったアトピー性皮膚炎の正体と根治法』『やさしい中医学シリーズ4 あなただけの美肌専科』(ともに文芸社)、『[簡明]皮膚疾患の中医治療』(東洋学術出版社)など。

本記事は、イスクラ産業株式会社監修の中医学情報サイト「COCOKARA中医学」より、一部改変して転載しました