【チェック】あなたの血は大丈夫?「血虚」「お血(おけつ)」をセルフチェック!

 血虚やお血の状態になると、肌だけでなく、心と体のさまざまな不調につながるので要注意。気になる項目が【3個】以上ある人は、積極的にケアをして健康美肌をめざしましょう。

【血虚】チェックリスト

<美容面の症状>
□血色が悪い
□乾燥しやすい
□肌荒れ気味
□ツヤがない
□シワっぽい
□爪が割れやすい
□髪がパサパサで、脱毛や白髪が多い

<生理の症状>
□生理が遅れ気味
□経血量が少ない
□経血の色が淡い
□生理期にめまいがする
□生理期に腰がだるい
□生理期に眠い
□生理期に集中力が低下する

<全身の症状>
□疲れ目になりやすい
□夢をよくみる
□眠りが浅い
□こむら返りしやすい
□動悸がする
□息切れがする
□めまい、立ちくらみがよくある

【お血(おけつ)】チェックリスト

<美容面の症状>
□顔色が黒ずんでいる
□しみ、くすみがある
□目の下のクマが気になる
□アザができやすい
□舌にお斑・お点(シミのような黒ずみ)がある
□舌の裏側の静脈が腫れている
□唇が黒い

<しこりの症状>
□子宮筋腫がある
□子宮内膜症がある
□卵巣嚢腫(のうしゅ)がある
□乳腺症がある
□腫瘍がある
□ポリープがある
□メタボリックシンドロームである

<痛みの症状>
□肩がこる
□頭痛持ち
□生理痛がある
□経血に血塊がある
□腰痛がある
□関節痛がある
□神経痛がある

 “補”と“通”のケアで、カラダの中から健やか美肌に!

「血虚」を改善するためには、不足している血を補う“補(ほ)”のケアを、また「お血(おけつ)」が気になる人は、滞った血流を通じさせる“通(つう)”のケアを心がけることが大切。それぞれのケアに応じた食材やサプリメント、中医スキンケアなどを上手に使い、体の中と外、両面から肌を健やかに整えていきましょう。

【血虚:“補”のケア】

<おすすめ食材>
えび、トマト、にんじん、赤ピーマン、牛肉、豚肉、レバー、魚、卵、うなぎ、しじみ、ほうれん草、かぼちゃ、山芋、りんご、バナナなど

不足している血を補う食材、エビ PhotoAC

<おすすめのお茶>
ミルクティー、人参ウーロン茶※、ほうじ茶など
※人参=朝鮮人参/高麗人参/オタネニンジンのこと

<暮らしのポイント>

◎胃腸の調子を整える
血を補うためには、元気な胃腸でしっかり栄養を取ることが大切です。冷たい飲食、暴飲暴食、偏食などは胃腸の負担になるので気をつけて。

◎過労や目の疲れに気をつけて
目の酷使、過労、睡眠不足などは、血を消耗する原因となります。スマホの使い過ぎにも注意して、夜はしっかり睡眠を取るよう心がけましょう。

◎運動は体をほぐす程度に
ヨガやストレッチなど、体をほぐす程度の軽い運動がおすすめです。汗を大量にかくような激しい運動は、血の消耗にもつながるので要注意。

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滞った血流を通じさせる“通”のケア