佐々木麟太郎(ささき・りんたろう)(撮影/写真映像部・東川哲也)
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 頂点には届かずとも球児たちは最高の舞台で躍動し、印象的な活躍を見せた。表情豊かに誰よりも熱く、そして敗戦の涙すら清々しい。第105回全国高校野球選手権記念大会で心を揺さぶったヒーローたちを紹介する。AERA2023年9月4日号より。

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佐々木麟太郎(花巻東(岩手)・内野手・3年)
ささき・りんたろう/今大会最も注目を集めた打者。甲子園では3割7分5厘と結果を残すも、長打は出ず。敗れた準々決勝の仙台育英(宮城)戦は最後まで快音響かず、最後の打者となった

東恩納 蒼(ひがしおんな・あおい)(撮影/写真映像部・松永卓也)

■東恩納蒼(沖縄尚学(沖縄)・投手・3年)
ひがしおんな・あおい/初戦のいなべ総合(三重)戦を完封し、続く創成館(長崎)戦は1失点完投と、前評判に違わぬ快投。準々決勝の慶応(神奈川)戦では打ち込まれるも、楽しげに笑顔を見せた

熊谷陽輝(くまがい・はるき)(撮影/写真映像部・松永卓也)

谷陽輝(北海(南北海道)・内野手、投手・3年)
くまがい・はるき/マウンドと一塁を行き来する大忙しの夏だった。小刻みな継投で13回3分の1を投げ、打っては3試合すべてで複数安打と獅子奮迅。神村学園(鹿児島)戦では本塁打も放つ

真鍋 慧(まなべ・けいた)(撮影/写真映像部・東川哲也)

■真鍋慧(広陵(広島)・内野手・3年)
まなべ・けいた/元大リーガーにも例えられる強打者。立正大淞南(島根)戦で3点適時二塁打を放つ一方で、慶応(神奈川)戦では好機を広げるためバントを試み、チームプレーに徹した

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秦正理

秦正理

ニュース週刊誌「AERA」記者。増刊「甲子園」の編集を週刊朝日時代から長年担当中。高校野球、バスケットボール、五輪など、スポーツを中心に増刊の編集にも携わっています。

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