小池知事は会見で、こんな意味深ともとれる発言もした。
「ずっと全国知事会見ても、私は霞が関というのは永田町と立場は違いますけれども、顔なじみの方ばかりで、はい、はい、今こうやって知事で頑張っておられるんだなっていう、役所の方などももうおられましたね」
8月7日、知事有志による「意見交換会」が午前10時から開かれた。それに先立ち、30分前に東京・永田町の都道府県会館に平井知事と村井知事が姿を現した。鳥取県のホームページによると、午前9時30分から2人が面談したとある。
結局やってることは“裏工作”
鳥取県と宮城県に問い合わせると、双方が「意見交換会の打ち合わせです」と答えた。しかし、意見交換会に出席した他の知事は全員、オンラインだった。
「東京に来ていたのは、平井知事と村井知事だけです。面談は4階の会議室だったと思いますが、普段は事務方が同席するのに、それもなく2人だけの密談だったようです。ここで8日に平井知事が退任表明、9日に村井知事が立候補という流れを確認したのではないでしょうか。総務省も全国知事会も結局、やっていることは“裏工作”です」(前出・全国知事会事務局の幹部)
平井知事から会長のバトンを受けた村井知事は、霞が関の出身ではない。総務省との関係も含め、今後どのような知事会にしていくのだろうか。
(AERA dot.編集部・今西憲之)