日本でのセクハラ被害を訴えたDJ SODAさんのX(旧Twitter)の投稿

 韓国の人気アーティストDJ SODAさんが、今月13日に大阪で行われた野外音楽フェスでのパフォーマンス中に複数の観客から胸を触られたとX(旧Twitter)に投稿し、大きな騒動になっている。

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 SODAさんが出演したのは、11~13日に大阪府で開催された「MUSIC CIRCUS’23」の最終日。公演後の14日、自身のXで「私が公演の最後の部分でいつものようにファンの方々に近づいた時、数人が突然私の胸を触ってくるというセクハラを受けました」と性被害に遭ったことを投稿した。

 続けて、「あまりにも大きな衝撃を受けて未だに怖くて手が震えています···」「こんなことをされたことにとても戸惑って信じられないし、もう舞台の下や前の方に行ってファンの皆さんに近寄りがたいと思っています…」などと、ショックの大きさを伺わせる投稿もしている。

 SODAさんの一連の投稿後、「痴漢大国」「日本の恥」がXでトレンド入りし、15日、フェスの主催者であるTryhard Japanは法的措置を取ることをSNSで発表した。

「身体を触った人たちは、自分たちが性犯罪をしているという意識はなかったのだろうと思います」

 そう話すのは、痴漢犯罪を減らす活動をしている一般社団法人痴漢抑止活動センター(以下、センター)の松永弥生代表だ。

「本人たちは軽い気持ちでやったのではないでしょうか。その意味で日本的な事件だと感じました」

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唐澤俊介

唐澤俊介

1994年、群馬県生まれ。慶應義塾大学法学部卒。朝日新聞盛岡総局、「週刊朝日」を経て、「AERAdot.」編集部に。二児の父。仕事に育児にとせわしく過ごしています。政治、経済、IT(AIなど)、スポーツ、芸能など、雑多に取材しています。写真は妻が作ってくれたゴリラストラップ。

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