――「ヘンリー王子の魅力」とは、具体的に?
やっぱり、次男ならではの愛されキャラですよね。やんちゃっぽくて、人の懐に入っていける可愛さがあって。しかも、トークを聞いていたら、半田氏のことは「(オペラ歌手でもある)半田博士の歌は素晴らしい」、ナチョ氏のことは「地球上でもっともイケメンのポロプレイヤー」などと絶賛していて、ほめ上手でもあるんだなと思いました。まさに“世界の弟”です。
――半田氏とヘンリー王子の関係性については、どう感じましたか?
仲のいい友人みたいでしたよ。半田氏いわく、王子とは10年来の付き合いで、チャリティ活動を長年支援してきたお礼にケンジントン宮殿に招いてもらったこともあるそうです。半田氏は、「深見東洲」の名前で宗教家としても活動していますが、日本の宗教家とイギリス王室の間に、そんな謎の〝外交ルート〟があるのかと驚きました。寄付するにしても、赤十字社やUNICEFのような大きな団体じゃなくて、もっとピンポイントに狙うという、良くも悪くもその処世術に長けているというか。
――今回、ヘンリー王子が来日を決めた真意をどう捉えていますか?
イベントで、「私の人生では常にチャリティに身を捧げております」という発言がありましたが、その言葉に嘘はないと思います。半田氏によると、ヘンリー王子へのギャラはもちろん、交通費や滞在費も支払われていないとのこと。それでも参加するというのは、相当な熱量があるのでしょう。王子は、イギリス軍に入隊していた当時、軍が自分の居場所であり生きがいだったようです。でも軍隊を離れることになり、自分が貢献できる場所や信頼できる仲間を求めた先に見つけたのが、チャリティだったのかもしれません。
でも、メーガンさんは「なんでタダで行くの?」って怒りそうですよね(笑)。だから今回、ヘンリー王子は一人で来たのかな、なんて。ダイアナ妃の遺志を継ぐ意味でも慈善事業に力を入れていきたいヘンリー王子と、警護費用を含めた高額な生活費を稼いできてほしいメーガンさんというふうに、今後二人の関係が微妙になっていく可能性もあるかもしれません。