写真はイメージです(Getty Images)

男性5人組の人気YouTuberの「コムドット」が、正念場を迎えている。

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 コムドットは、西東京出身の地元友達5人で結成。リーダーのやまとを中心に、「地元ノリを全国ノリへ」「放課後の延長」をスローガンに掲げて活動し、10代、20代の女性ファンを中心に絶大な人気を誇る。シンクタンク「Z総研」が発表した2023年上半期トレンドランキングの「流行ったYouTubeチャンネル」で1位になり、またフジテレビ系で冠番組となるバラエティー「コムドットって何?」が昨年9月から放送されるなど、YouTubeの枠を超え、アイドル顔負けのカリスマ性で突き抜けた。

 昨年12月にはYouTubeのチャンネル登録者数が400万人を突破。さらなる活躍が期待されたが、ボタンの掛け違いで歯車が狂った。コムドットが総合プロデュースを務めるライブイベント「Creator Dream Fes ~produced by Com.~」(7月27日、東京ドーム)で、親交が深い女性2人組の人気YouTuber「平成フラミンゴ」が出演予定だったが、交渉過程での段取りに食い違いがあり出演を見送ることに。すると、やまとが平成フラミンゴに宛てたと思われる言葉をツイート。「証拠そろってるのに被害者ヅラして視聴者に嘘をついて、保身に走ったツケは必ず回ってくるぞ 本当のことを自分たちの言葉で話してくれるのをコムドット全員友達として待っています」と綴った。後にやまとは感情的な言葉を使ったことを反省して謝罪するが、仲が良かった平成フラミンゴに対する言葉遣いに、ファンから落胆や批判の声が殺到する事態となった。

 さらに、このライブイベントでスタンドに空席があったことから、やまとがチケットで手売りを急遽実施したことも裏目に。すでにチケットを購入したファンから「買わないで待っていればよかった」「先行販売で購入した人の気持ち考えた?」など不満の声が噴出した。

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 「一度ファンが離れると取り戻すのが難しい」