視聴者の中にも様々な反響が。朝倉のファンという40代男性は、「ギラギラした時の未来に戻ってほしいですね。YouTubeは好きですし見ていますけど、格闘家の未来が好きですから。短期間でもいいから格闘技一本に打ち込んで、ケラモフやクレベルにリベンジするストーリーを見せてほしい」と期待を込める。一方、ケラモフの勝利を予想していた格闘技ファンの30代男性は「朝倉未来の力はRIZINフェザー級の日本人選手の中で、飛び抜けて強いわけではない。負け方が悪すぎるし、再戦を要求する立場ではないでしょう」と手厳しい。

 民放テレビ関係者は、再起への足掛かりとしてSNS上などでトラッシュ・トークを繰り広げている平本蓮とのマッチメイクを熱望する。

 「朝倉は対戦が本意ではないかもしれないが、格闘技ファンでなくても注目度は高い。平本を圧倒する戦いを見せて、野性味あふれる昔のスタイルを取り戻してほしい。キャリアを考えると次に負けたら引退の可能性がある。もう一度輝きを取り戻してほしいですね」

 朝倉は試合に向け、1日で5.7キロの過酷な水抜きに密着したYouTube動画を7月31日に公開。サウナや半身浴を繰り返していくなか、立ちくらみで何度も倒れそうになり、目の焦点が合わなくなる。壮絶な減量について、「マジで寿命何年縮めたんだろうな、この格闘技人生。自分で望んでやっていることですからね」「俺も金じゃない境地まで来たけどな。人生のストーリーを面白くしようとしているだけかな」と思いを口にしている。

 大好きな格闘技を、このまま幕引きするわけにはいかない。

(今川秀悟)

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