ふんわりう巻き(撮影/写真映像部・松永卓也)
ふんわりう巻き(撮影/写真映像部・松永卓也)
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 7月30日は土用の丑の日。酷暑の今夏は特に元気が出る食材を食べたくなるが、タンパク質、ビタミン、ミネラルのバランスが抜群のうなぎは欠かせない! そこで、料理研究家の黒田民子さんが教える「家つまみ」から「ふんわりう巻き」を紹介する。冷凍うなぎでも驚くほどフワフワ! しかもフライパン1つでできて絶品!(こちらの記事は「週刊朝日」2022年7月29日号から再編集したものです。)

【作り方のワンポイントはここだけ!】フワフワうなぎに!

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 土用の丑の日に食べたくなるのがうなぎ。ご飯にのせて「うな丼」もいいですが、お酒のつまみには「う巻き」がおすすめ。手頃な冷凍の蒲焼きでも驚くほどふっくらとおいしくなりますよ。

 まずはフライパンで半熟の卵焼きを作りましょう。白身が固まらないよう、できるだけムラなく溶き、調味料を加えてください。

 フライパンに卵を入れ、火が入り始めたら箸で混ぜ、卵をふんわりとさせます。この時、生地に穴を開けないよう注意してください。

半熟になったら火を止め、うなぎの蒲焼きを中央に置いて奥から手前に巻く。(撮影/写真映像部・松永卓也)
半熟になったら火を止め、うなぎの蒲焼きを中央に置いて奥から手前に巻く。(撮影/写真映像部・松永卓也)

 卵が半熟になったら、いったん火を止めます。そして蒲焼きの両面にたれを塗って卵の中央にのせ、奥から手前に巻いていきます。巻き上がり時にうなぎの身が上にくるよう皮面を上にしてのせるのもポイント。

う巻きは表面を軽く焼き、熱いうちに巻きすで巻くと形がととのえやすい。(撮影/写真映像部・松永卓也)
う巻きは表面を軽く焼き、熱いうちに巻きすで巻くと形がととのえやすい。(撮影/写真映像部・松永卓也)

 仕上げに強火で表面をさっと焼いたら、熱いうちに巻きすで形をととのえましょう。山椒をふると香りがいいですよ。ちょっと食欲がない日にひとつまみ。夏バテ防止にもなりそうです。

(構成/沖村かなみ)

■ふんわりう巻き

【材料(2人分)】うなぎの蒲焼き1/2枚(付属のたれ・山椒各適量)、塩・胡椒各少々、サラダ油大さじ1、大葉適量

【作り方】(1)ボウルで卵を溶きほぐし、塩、胡椒を加えて混ぜ合わせる。(2)フライパンを中火にかけてサラダ油を引き、(1)を流し入れる。(3)箸で卵液の中央をかき混ぜながら加熱し、半熟状態になったら火を止める。(4)うなぎの蒲焼きの両面にたれを塗り、(3)の中央に皮面を上にしてのせる。奥から手前に卵をかぶせて巻く。(5)仕上げに強火で表面をさっと焼き、巻きすにとって形をととのえ両端を切る。(6)皿に大葉を敷き、う巻きを盛り付け、山椒の粉をふる。

【ワンポイントアドバイス】半熟になったら火を止め、うなぎの蒲焼きを中央に置いて奥から手前に巻く。

う巻きは表面を軽く焼き、熱いうちに巻きすで巻くと形がととのえやすい。
 

黒田民子(くろだ・たみこ)/1947年生まれ。料理研究家。All About「ホームメイドクッキング」ガイド。旬の素材を生かした家庭料理のレシピが幅広い世代に支持されている。趣味は美術館巡り
黒田民子(くろだ・たみこ)/1947年生まれ。料理研究家。All About「ホームメイドクッキング」ガイド。旬の素材を生かした家庭料理のレシピが幅広い世代に支持されている。趣味は美術館巡り