6月に直撃取材をしたときのキャンドル氏(撮影/上田耕司)

 広末は今回の離婚騒動でタレントイメージや好感度が大きく失墜し、数多くの仕事を失っている。鳥羽氏との早期の再婚は、芸能活動をするうえでさらなる逆風にもなりかねない。

 そもそも、謹慎処分が明けたからといって、すんなりと復活できるほど簡単ではないだろう。芸能ジャーナリストの竹下光氏はこう語る。

「今回の広末さんの騒動は、最初の報道があった段階で不倫関係を否定し、ウソをついたという点において2016年のベッキーさんの騒動と重なる部分があります。不貞行為自体への風当たりももちろん強いですが、そこに『世間を欺こうとした』という“余罪”が加わるとさらに批判が強まる傾向がありますし、しばらくは厳しい状況が続きそうです。19年に結婚し、現在は2児のママとなったベッキーさんは、最近でこそテレビ露出も少しずつ増えてきましたが、まだ完全復活とは程遠い。7年近くたった今も、騒動の影響が尾を引いています」

 もっとも、騒動以前はスキャンダルとは無縁の超好感度タレントとして活躍していたベッキーとは異なり、広末は独身のころから私生活でのお騒がせエピソードも多く、恋多き女のイメージもあった。

 不倫騒動とタレントイメージとのギャップはベッキーほどはなさそうだが、「その意味では同じく元人気アイドルで女優として活躍し、恋多き女のイメージもある斉藤由貴さんと近い部分もあります」(竹下氏)とのこと。

 斉藤は17年に家族ぐるみで付き合いのあった男性医師との不倫が発覚。独身時代も含めて自身3度目の不倫報道だったわけだが、騒動のダメージがそこまで尾を引くことはなく、現在も俳優としてテレビドラマなどに出演している。

「ただ斉藤さんの場合は離婚はしていませんし、現在は水嶋凜として俳優になった娘さんの存在が大きかったと思います。俳優デビュー前にバラエティー番組にVTR出演した娘さんが『最近見たお母さんのテレビ(出演)が記者会見だった』『普通のお母さんよりもスリリングなお母さんのほうが好き』と母親の不倫騒動を笑いのネタにしたことで、『最大の被害者である家族がそう言うのなら』と視聴者の厳しい視線も和らぎ、かなり救われたのではないでしょうか」(同)

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