■株式を相続する時はどんな手続が必要?

 東京証券取引所などの市場で売買される「上場株式」の場合は、取引している証券会社に戸籍謄本や住民票、遺産分割協議書などの書類を揃えて相続の手続きをする必要があります。

 被相続人(亡くなった人)から相続人に株式の名義が変更されて相続人の証券口座(NISA口座は不可)に振り替えられると、株主総会や配当金などの案内が相続人に届くことになります。

 もし亡くなった人の取引していた証券会社がどこかわからない場合は、「証券保管振替機構」に被相続人と相続人の戸籍謄本などの書類を揃えて開示請求することで証券会社を知ることができます。

(構成 生活・文化編集部 上原千穂)

▼▼▼AERA最新号はこちら▼▼▼