(本人インスタグラムから)
(本人インスタグラムから)

 その中での精液検査だったのですが。結果は、あんまり芳しくなく。

 先生からは顕微授精を進められたので、僕はそれをお願いしました。

 仕事のスケジュール的にも妻のタイミングに合わせて一緒に行ける可能性が高くなかったので、精子の凍結をお願いしました。僕の精子を見て、二回分出来ると。

 お会計になり、検査代は3000円。精子の凍結に関しては7万円ちょっと。やっぱり高いなと。とはいえ背に腹は代えられない。

 男性も年齢を重ねていくと、精子運動率や精子正常形態率は低下すると報告されています。 過去の報告のまとめでは、30歳代と比較すると50歳代では精液量は3~22%、精子運動率は3~37%、精子正常形態率は4~18%低下するというデータもあったりして。

 こういう情報を知らない男性も多数です。

 改めて妊活について、男性がもっと様々な情報を目の当たりにするタイミングが増えて、自分事になっていくといいなと強く感じています。

 そして、自分の精子について弱点を理解し、その上で妊活に進む妻はもちろん、病院の方々にも感謝をしなきゃいけないなと。

 このエッセイを読んでいる方の中で、妊活をしている人がいたら。一緒に頑張っていきましょう。

鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。パパ目線の育児記録「ママにはなれないパパ」(マガジンハウス)、長編小説『僕の種がない』(幻冬舎)が好評発売中。漫画原作も多数で、ラブホラー漫画「お化けと風鈴」は、毎週金曜更新で自身のインスタグラムで公開、またLINE漫画でも連載中。「インフル怨サー。 ~顔を焼かれた私が復讐を誓った日~」は各種主要電子書店で販売中。コミック「ティラノ部長」(マガジンマウス)が発売中。

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