■ジャニーズ愛が増した

――デビューまでの歩みは決して順風満帆ではなかった。何度もジャニーズ事務所に履歴書を送り続け、4回目でようやく声がかかった。12歳の時だ。

道枝:事務所に入ってから、「デビューしたい」という気持ちが強くなったことで、一層ジャニーズ愛が増しました。ジュニア時代から楽しく活動させてもらっていますが、デビューしてからの方が楽しい。その分大変なことも多いけど、ジャニーズ事務所にい続けたいという思いは変わらないし、これからも変わることはないと思っています。僕はジャニーズ以外の仕事はできない。そう思えるぐらい良い環境でお仕事をさせていただいているので、胡坐をかかずにできることをやっていきたいです。

 僕がデビューできたのは14歳の時に出演したドラマ「母になる」のおかげです。それまでは「いつかドラマに出られたらいいな」くらいの軽い気持ちでしたが、あの作品に出たことで「もっといろんなことをやってみたい」と思い始めました。その感謝はこの先も絶対に忘れてはいけないと思っています。

 何か作品に出られるということは当たり前ではない。僕がいろいろな作品に出させていただけているのは本当にありがたいことです。話題性もあって呼んでもらっていることは理解しています。でも人の心を動かせるようなお芝居ができたら、これからも求めてもらえる。そういう存在になりたいです。

■メンバー全員が入り口

――「自分はまだまだです」とたびたび口にする。主演ドラマ「消えた初恋」や映画「今夜、世界からこの恋が消えても」が記録的なヒットとなったが、達成感や満足感を覚えることはないのだろうか。

道枝:確かに結果は出せているとは思います。ただ、自分の力が追い付いていない。僕はこれまで自分を認めてあげようと思ったこともあまりないんですが、事務所に入るきっかけにもなったドラマ「金田一少年の事件簿」の撮影が終わった時は、「さすがにご褒美をあげようかな」と思ってカバンを買いました(笑)。

「金田一~」の後くらいから、他のメンバーもより精力的にお芝居の仕事をするようになって。その時期の僕は、「今は蓄える時期なんだな」と思って、様々なことを吸収するための時間を過ごさせてもらいました。そういうところがグループの良さですよね。

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