
「10代の頃は、それだけで突っ走って結果的に自分に疲れてしまったり、周りからのイメージみたいなものに囚われちゃって息苦しくなってしまったり。ホントに無意識で、気が付いたらいい子ちゃんになってしまっていて、なんでも『大丈夫です』と答えるのが癖だった時期もあって――。でも、今は何かに気を使ったり無理することよりも、正直であることのほうが大事だなって思うようになった」(雑誌『FRaU』2016年7月号インタビュー記事より)
「涼子ちゃんは、土佐人らしい自由な気質の持ち主で、正直すぎるところが最高にえいところ。ただその正直さによって、余計に叩かれてしまいゆうかもしれん」
こう話すのは、高知市の料亭「濱長」の三代目女将、濱口実佐子さん。濱口さんは、高知県民の気質について、「広い太平洋を向いて生まれ育った、自由な気質を持つのが土佐人」としながら、「小さい時から広い世界に飛び出て、苦しみゆう時に大きな仕事を受けてしまったりと、かなり苦労してきたがやと思う」と推察。「もちろん不倫はいかんことで、相手の家族もあることやし、今とても難しい立場にあると思う」と前置きしつつ、「けんど同じ高知県民として、私はそういうことの一つや二つ、太平洋のような広い気持ちで見てあげたい」とも寄り添う。
「今、涼子ちゃんはすごい苦しみゆうと思う。不倫はいかんこととは言え、可哀想なぐらいの叩かれよう。私はやっぱり味方をしてあげたい」(濱口さん)
広末が小学校時代から通っているという、高知市のうどん屋「麺房三宅」の女将、秋山ひとみさんも、「とにかく頑張ってほしい」と強調する。
「誰だって一度や二度の間違いはある。人の不幸の上に自分の幸せを築くのは間違いやということは、涼子ちゃんも十分わかっちゅうと思う。できるだけの誠意を尽くして、いろんなことをクリアにしていかないかん責任があるとは思うけど、どんなことになろうとも、最後まで涼子ちゃんを応援したいと思っています」(秋山さん)
地元からの喝とエールの声に応えられるか。県民も行く末を見守っている。
(松本カオリ)