ラスト写真集となる「インリン・オブ・ジョイトイ写真集 すべて今の時ゎ最後の時~最終話」(C)ハリプ/講談社 
ラスト写真集となる「インリン・オブ・ジョイトイ写真集 すべて今の時ゎ最後の時~最終話」(C)ハリプ/講談社 
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 1990年代半ば、過激なグラビアで一世を風靡したインリン・オブ・ジョイトイ(47)。久々に「M字開脚」を披露する写真集の発売が発表され、話題となっている。若い世代は彼女を知らない人も多そうだが、6月30日に14年ぶり、ラストとなる写真集「インリン・オブ・ジョイトイ写真集 すべて今の時ゎ最後の時~最終話」(講談社)を出版する。グラビアアイドルの高齢化が叫ばれて久しい昨今、インリンの最後にして最大のチャレンジはどう転ぶのか。

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 通称“エロテロリスト”として活躍した90年代。アラフィフ・アラフォー世代には、大胆なM字開脚ポーズが目に焼き付いている人も多いのではないだろうか。

「グラビアアイドルとしてブレーク後、バラエティーやプロレスにも進出し活動の場を広げていきました。テレビではおバカキャラ、プロレスではヒール役などを器用に演じ、芸能界で生き残ってきた印象です。その後、仕事で出会った一般男性と2008年に結婚。夫の強い意向もあって家族とともに出身地である台湾に拠点を移しました。台湾では芸能活動は控え、3人の子育て中心の生活をしてきました。今回、写真集の出版に踏み切ったのは、小さかった双子の子どもが小学校高学年に成長したことで、育児が少し楽になったという背景もあるのではないでしょうか」(週刊誌の芸能担当記者)

 台湾移住後は、何度か日本の芸能界復帰を狙って活動していたが、あまり成功していなかった。ブログの内容が「反日的」だとして炎上したこともあるが、全盛期に比べると芸能メディアに取り上げられることは激減していた。10年代後半からは日本でのグラビア活動を復活させ週刊誌に掲載されたり、YouTubeチャンネルを立ち上げたりするなど、活動を活発化させていたところでコロナ禍に突入。勢いがそがれてしまった。コロナのリスクが減った今、今年からまた活発に活動して、日本でも再ブレークを狙っているのかもしれない。

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雛里美和

雛里美和

ライター。新宿・十二社生まれの氷河期世代。語学系出版社から邦ロックシーンを牽引するライブエージェント(イベンター)を経て、独立。教育からエンタメまで幅広い分野で活動する。

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