(写真はイメージ/Gettyimages)
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 甘いお菓子やパン、白米など、炭水化物(糖質)の多い食品は太りやすいとされているが、なぜなのだろうか? 肥満予防健康管理士・菅野観愛(かんの・みあ)さんによると、「余分な糖質(ブドウ糖)は脂肪になり太る」という。菅野さんが監修し、重信初江さんが料理を担当した『やせない人がいないと話題のミア式 料理研究家がダイエット教室に通ってみたら、こんなにやせた!』(朝日新聞出版)から、炭水化物(糖質)が太りやすい理由と、糖質制限の基本テクニックを抜粋して紹介する。

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 日本人は、食事で摂取している総カロリーの60%が炭水化物(糖質)だと言われています。本来は、30%程度が理想的です。

 糖質は脳や神経系に対してのエネルギー源にもなります。ダイエット中は、炭水化物ではなく果物などで代用するのがおすすめです。

■炭水化物(糖質)を摂ると体脂肪が減りづらい

 やせるために体脂肪を減らしたいのに、炭水化物ばかり摂取していると、新たに入ってきた炭水化物を燃やすばかりで、なかなか体内に蓄積された体脂肪にたどり着けません。これを防ぐためには炭水化物の摂取量を減らして、今ある体脂肪を使っていくようにするのが理想です。

「グリセミック指数(GI値)」はブドウ糖を摂取した時の血糖値の上昇スピードを100として相対的に示す数値で、GI値の高い食品を食べると血糖値が急激に上昇します。すると、血糖値を下げるためにインシュリンが多く分泌されます。インシュリンは脂肪を作り、脂肪の分解を抑制するため、太るというしくみです。

 つまり、GI値の高い食品ばかり食べていると、肥満の原因となってしまいます。それを回避するには、食事では低GI値の食品を中心に摂るようにしましょう。GI値が60以下の食品が“低GI値食品”と呼ばれています。

 低GI値の食品を選ぶコツは、白い砂糖、合成された糖類を使った食べ物を避けること。甘いものを食べたい時は果物やドライフルーツで代用しましょう。

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