今後のガーシー容疑者については、

「ポイントは、ガーシー容疑者がYouTubeで配信した、名誉棄損、常習的脅迫などの疑いのある動画でどの程度、利益を得ていたか。警察、検察が徹底的にカネの部分に踏み込み、犯罪収益のような立証ができれば、裁判で有罪、実刑判決になる可能性もあります」

 との見方を示した。

 一方、ガーシー容疑者と接見した高橋裕樹弁護士はその後、YouTubeでガーシー容疑者の様子や今後について話した。

「かなり柔和な表情で『正直ほっとした気持ちがあります。日本に戻り、すっきりしたという気持ちとほっとしたという気持ちが強いです』とおっしゃっていました。空港にマスコミがたくさんいるのを目の当たりにして、すごいですねえ、という話を警察としているときに顔がほころんで、笑顔が出ていたようです」

 今後の弁護方針については、

「東谷さんが動画で配信した事実関係については、客観的な証拠があるところなので、『やったことはやったことなので協力姿勢でいきます』と話していました」

 弁護人は複数による弁護団になるとの見通しを示し、「現時点では方針は確定できないです」と話した。

(AERA dot.編集部 今西憲之)

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今西憲之

今西憲之

大阪府生まれのジャーナリスト。大阪を拠点に週刊誌や月刊誌の取材を手がける。「週刊朝日」記者歴は30年以上。政治、社会などを中心にジャンルを問わず広くニュースを発信する。

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