「話にくいことなんて全然ない」と明るく言う徳井さん(右)
「話にくいことなんて全然ない」と明るく言う徳井さん(右)

――最後に、今、ヤングケアラーだと気づいていない子もいるかもしれないし、苦しんでいる方もいると思うんですけど、当事者の方にメッセージをお願いします。

 苦しんでいる人はすぐ声を上げたほうがいいでしょうね。今はSNSもあるし、周りにいろいろな大人もいるし、学校の先生も。苦しいって言える人は普通に苦しいって言えばいいし、助けてくれる人もいっぱいいると思うけど。

 苦しくない、自分は普通だって思いながら日々削られている子たちには、言葉はたぶん刺さらないから、そうなのかもなって思っている小学生、中学生がもしいたら、土足でもその子の心に入って行ったほうがいいと思う。

「あのとき俺なら」っていう思いを後でするぐらいなら、今後その子と絶交になったとしても、ズッて踏み込んで、その子が大丈夫か、大丈夫じゃないかを確認してあげたほうがいいと思います。

ーーお話しにくい点もあったと思いますが、本日はありがとうございました。

全然ないですよ、俺には話しにくいことなんて全然ないです。そこが問題なんだろうな。

(聞き手・構成/たかまつなな 監修:一般社団法人ケアラーアクションネットワーク協会代表 持田恭子)

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