翔太郎氏の一連の“不祥事”は、岸田首相の政権運営にどう影響するのだろうか。
尾藤氏は、
「現在、自民党は公明党と選挙協力について議論しているところで、そこに翔太郎氏の不祥事があり、支持率を下げてしまったのはかなり痛かったでしょうね。『すぐに解散』というのではなく、『一度地ならしをして』ということになるのではないでしょうか。例えば、北朝鮮の人工衛星の打ち上げについて防衛相が破壊措置命令を出しましたが、ここをきっちり対応して、そして次に、内閣改造に着手する。良いニュースを積み重ねて解散のタイミングを探るという形ではないでしょうか」
との考えを示す。
今回の翔太郎氏の期末・勤勉手当の件などについて、本人宛てに質問状を送ったところ、岸田文雄事務所から
「ご質問の件につきましては、すでに本日の官房長官記者会見で説明しているとおりです」
とだけ回答があった。
翔太郎氏の更迭で、今後は父親の足をひっぱることはなくなるのだろうか。
(AERA dot.編集部・今西憲之、吉崎洋夫)