冬、アイスクリームの消費量が一番多い都道府県はどこでしょう。それは北海道です。
北海道の住宅は機密性が高く、冬の室内はとても暖かい作りになっています。冬の室内、Tシャツ・短パンで過ごす人も珍しくありません。そんな暖かい部屋で食べるアイスクリームは、とてもおいしく感じられるのかもしれませんね。
特にこの時期、おすすめしたいのが、春の香りを運んでくれる、くるまば草を使ったアイスクリームです。

暖かいお部屋で食べるアイスは格別の美味しさ!
暖かいお部屋で食べるアイスは格別の美味しさ!

くるまば草は、どこにでも生えているハーブ

『くるまば草』はアジアやヨーロッパに広く自生している『ウッドラフ』というハーブの和名で、函館近郊にも普通に生えています。ヨーロッパでは古くからワインの香りづけやシロップとして利用されていますが、日本ではあまりなじみがありません。そこで、このハーブを利用して函館を元気にしようと産学官が協力して、新しい香りのアイス『kurumbasso(クルンバッソ)』が生まれました。

香りは桜、後味にほんのりハーブの青くささを感じる不思議なジェラート

見た目は真っ白なバニラアイスですが、一口食べると…なぜか、あの甘~い桜餅の香りが。この桜餅の香りの後に、ほんのりと青っぽいハーブの味を感じるので、後味はとてもさわやか。桜餅の甘さとハーブのさわやかさ、そして、地元の牛乳が絶妙なバランスでコラボしていて、これは美味!! 100mlのカップ入りなので、一気にペロリと食べられます。

桜餅の香りを引き出すまでには、大変な努力が

くるまば草は自然の状態では香りがないので、独特の桜餅の香りを出すために、道立工業技術センター(函館市)で何度も実験が繰り返されました。アイスを作っているのは㈱函館酪農公社。その工程は、まず、深い香りを抽出するために、くるまば草を温めた牛乳に浸します。次に、青くささのえぐい部分を除去しながらも、少しだけ青くささが残るように牛乳を加熱します。こうして、甘い桜餅の香りと、ほどよいハーブの香りが残されるというわけです。

製造と販売は、「函館近郊の牛」にこだわる牛乳メーカー

アイスを作っているのは、「函館近郊の牛」にこだわって40年以上の㈱函館酪農公社。昭和40年代から『函館牛乳』を作り続けています。この、こだわりの牛乳を利用したアイスクリーム『kurumbasso(クルンバッソ)』は、函館酪農公社のサイトから買うことができます。
・価格:1個210 円(100ml)、6個入り1780円(送料別)
・電話:0120-036-983
桜餅の香りがする函館限定のアイス、この新しいおいしさは、春を告げる季節の贈り物に最適かもしれません。

詳細は函館酪農公社のHPをチェック
詳細は函館酪農公社のHPをチェック