価格設定は、みそきんラーメンが300円(税込み)、みそきんメシは322円(税込み)となっている。
「どうしてこの値段になっているのか納得いかない部分もあります。豪華な具材が何かひとつでも入っていれば、ここにコストがかかったのね、と納得できますが、高コストで値段が高い理由がよくわからない。これなら200円代で売ってほしかったというのが本音ですね」
最後に、「みそきん 濃厚味噌ラーメン」を大山氏はズバリこう採点する。
「70点です。最初は話題ですから、みんな一度は食べてみたいと売れまくるでしょうが、リピーターとなるかどうか。物珍しさが消えてからも売れ続けるかといわれると、ちょっと厳しいと言わざるを得ないでしょう」
はたして、「みそきん」は話題先行で終わるのか、ロングヒット商品となるか。再販後にも注目が集まる。
(AERA dot.編集部・上田耕司)
●大山即席斎(おおやま・そくせきさい)
1980年代、大学時代に下宿暮らしを始めた際、自炊生活でインスタント麺のおいしさに覚醒。それ以来、さまざまなインスタント麺やラーメン店を食べ歩くラーメン生活を毎日続けている。これまで食したラーメンは2万食を超える。即席麺研究家として、テレビや雑誌などで数多くコメントしている。