AERAの連載「午後3時のしいたけ.相談室」では、話題の占い師であり作家のしいたけ.さんが読者からの相談に回答。しいたけ.さんの独特な語り口でアドバイスをお届けします。
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Q:社会人3年目ですが、職場でのお茶くみに抵抗を感じています。先輩若手職員が率先してお茶くみをしていると、ベテラン主任から「手伝って」と言われます。その主任は他の仕事をしているので、「手伝って」とは「手伝いに行きなさい」という意味です。こういうことがある度にモヤモヤし、私が上の立場になったらお茶くみを絶対廃止してやると夜中に考え込みます。(男性/幼稚園教諭/24歳/やぎ座)
A:二つお伝えしたいことがあります。一つめは、今偉くなって良い仕事をしている人たちというのは、昔自分が受けた理不尽な仕打ちとか、怒りを忘れないで、ずっと覚えている人たちなんですよね。「自分の代になったらもうこういうことをしないぞ」と。
僕自身も自分が年をとって気をつけていることがあります。例えば僕は飲み会があまり得意ではないタイプ。若い時には強制参加の飲み会もあったりしたから、自分が上の立場になった時には必ず「先に帰っていいよ」とか「途中で抜けてもいいからね」と言うようにしています。
もう一つ。ご相談の文面全体から結構なピリピリ感が伝わってきました。ストレスレベルとして結構深いところまで行っているので、単なるお茶くみだけの話ではない気がしました。こういうとき、あれこれ考える前に、やっていただきたいことがあります。
それは、仕事の行きか帰りに神社かお寺に寄って、毎日手を合わせること。何かを願うとかではなくて、ストレスにさいなまれている自分自身の見守り人を作るというイメージです。手を合わせて「今日もちょっとつらいけど頑張ってきます」みたいに挨拶をするだけでいいんです。「加護」という言葉があるように、見守ってもらっているという気持ちがあるだけで、うまい振る舞いができるようになったりします。