同じくヨーロッパを代表するゴルファーのリー・ウェストウッド(イングランド)もメジャーは無冠のトッププロだ。ヨーロッパツアーで歴代8位となる通算25勝をマークし、PGAツアーでも2勝したが、メジャーの最高位は2010年、2016年マスターズの2位(タイを含む)と2010年全英オープン2位。国内ツアーの三井住友VISA太平洋マスターズでは1996年から3連覇を果たした。

 さらに2010年にはタイガー・ウッズ(米)を抜き、英国人ゴルファーでは1994年のニック・ファルド以来となる世界ランク1位に君臨。2020年には47歳にして3度目となるヨーロッパツアーの年間王者戴冠も成し遂げた。そんなウェストウッドは、昨年、「LIVゴルフ」への移籍を発表。このままだとメジャー無冠のままキャリアを終える可能性が高くなった。

 ルーク・ドナルド(イングランド)も世界ランクトップになった経験がありながらも、メジャーに手が届いていないトッププロだ。プロ転向4年後に出場したマスターズでは3位タイ、翌年の全米プロゴルフ選手権でも3位タイとなったが、これがメジャーの最高位。PGAとヨーロッパツアーでは2012年の優勝を最後に勝利していない。

 モンゴメリー、ウェストウッド同様、ヨーロッパで長年活躍しながらメジャーの頂点に手が届かなかったのがミゲル・アンヘル・ヒメネス(スペイン)だ。ヨーロッパツアーで通算21勝、アジアンツアーで7勝を記録し、ライダーカップには2度出場したが、メジャーでの成績は、2000年の全米オープン2位タイが最高。4大大会全てでトップ10入りしたが、メジャータイトルは獲得できなかった。

 この他、ヨーロッパ勢ではツアー通算15勝のトーマス・ビヨーン(デンマーク)、ポール・ケイシー(イングランド)、同12勝のイアン・ポールター(イングランド)がメジャー未勝利。それぞれがメジャーの舞台で2位までは行ったが、惜しくも涙を飲んでいる。

暮らしとモノ班 for promotion
節電×暖房どれがいい?電気代を安く抑えて温めるコツ
次のページ
アメリカ勢では…