ジェニファー・ロペス、自身の成功への道のりを振り返る
ジェニファー・ロペス、自身の成功への道のりを振り返る
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 2019年2月22 日より独占配信されるNetflix オリジナル映画『セカンド・アクト』で主演を務めたジェニファー・ロペスが、自身が演じた役に自身を重ね、成功への道のりを振り返った。

 『50 回目のファーストキス』、『リベンジ・マッチ』などのピーター・シーガル監督の新作である本作は、アメリカでは2018年12月21日に劇場公開された作品だ。ジェニファーが演じるのは、43回目の誕生日を迎えるマヤ。ニューヨーク市クイーンズにあるディスカウントストアに15年勤続するマヤは店長になる心構えは充分に出来ていたが、店長に抜擢されたのはMBA(経営学修士)を持つ男性だった。しかし悔しさを抱く高卒認定のマヤに、ある日突然、マンハッタンにある一流日用品メーカーのCEOから面接の呼び出しが来る。なんとマヤの親友ジョーンの子供がでっちあげたウソの経歴で、その企業に採用されてしまったのだ。

 ジェニファーが主演した『メイド・イン・マンハッタン』(2002)を手掛け、本作のプロデューサーも務めたエレイン・ゴールドスミス=トーマスは、「観客が最初に出会うマヤは失意の中にあります。でもすぐに彼女は、人生の橋を渡ることになるのです」と、本作で描かれるドラマについて明かす。そうして文字通り、クイーンズで生まれ育ったマヤは橋を渡り、“マンハッタンのマヤ”に変身していく。その飛躍は、25才までブロンクスで暮らしたジェニファーが辿った道のりと同じ。ジェニファーは「ダンサーとしてやっていけるようになって、電車に乗ってマンハッタンに向かう時は、まるで別の惑星に行くようなものだった。自分をすっかり変えてしまう感覚よ。“やった、自分は成功したんだ”っていう感じ」と、自身とマヤを重ねる。

 また、ジェニファーは「私は、大学も行っていないし、高等教育は受けていない。ショービジネスやハリウッドにコネはなかったから、ダンスにしたって、業界に入る道があったわけではない。私には、この仕事への入り口はなかったの。道を探さなければならなかったのよ。でも、できたのよ! できるの」と、自身で道を切り拓いた過去を振り返る。「人生には、セカンド・チャンスがあることを、映画を見終わった後に感じてもらえると思うわ」と作品で描かれるメッセージへの自信を明かしている。

 本作にはジェニファーご自慢のキレッキレのダンスシーンが2か所ある。1つは、マヤが一流企業の出勤初日に、友達が朝食を作りに彼女の家に集まり、キッチンでソルト・ン・ペパーの曲に合わせて踊り出すシーン。もう1つは、イギリス人俳優のフレディ・ストローマ扮する重役ロンとマヤが会社のクリスマスパーティーで踊るシーンだ。この振り付けは『ラ・ラ・ランド』のマンディ・ムーアが担当している。ストローマは「それまでほとんどダンスなんてしたことなかったのに、いきなりジェニファー・ロペスと踊るわけですよ。まるでペーパードライバーが突然フェラーリを運転しなければならなくなったようなものです(笑)」と明かしている。ダンスシーンも必見だ。

◎作品情報
Netflixオリジナル映画『セカンド・アクト』
2019年2月22日(金)より独占配信開始
出演:ジェニファー・ロペス、ヴァネッサ・ハジェンズほか