

パソコンを使って仕事をしている人にとって、マウスは一日で最も長い時間手に触れるもの。長時間使うものだからこそ、疲れにくい、自分に合ったこだわりのマウスを見つけたい。そんな人におすすめの、従来とは一味違う形のマウスが登場した。
コンピューター関連機器の企画・開発・販売を手掛けるサンワサプライ(本社・岡山市北区)の、ワイヤレスマウス「エルゴスティックマウス 400-MA059」だ。
このマウスは人間工学(人が自然な状態で、快適に使えるように道具や機械を設計する科学技術)に基づいて設計されている。
対応OSは、WindowsのXP/Vista/7/8/8.1、Mac OS X(10.2以降)で、大きさは幅約9センチ、高さ約8センチ、重さは約110グラム。縦に突起(スティック)のある独特な形で、長時間使っても手首や腕が疲れにくく、腱鞘炎への防止効果が期待出来るという。
手を上から重ねて使う一般的なマウスの場合、動かす際に手首をひねるため、長時間使っていると手首や腕が痛くなり、肩が凝ってしまう。エルゴスティックマウスは、グラスを持つように横から手を添えて握り、腕全体を動かして使うため、自然な姿勢で作業が出来る。右クリックならスティックを右に倒すといった具合に独特な操作方法を採用し、右利きと左利きの両方に対応。親指が当たる位置にはホイールボタンが付いており、画面のスクロールも出来る。また、PC側でメニューを呼び出さなくても、マウスカーソルのスピードを手元で直接切り替えられるボタンを備えている。
レーザーセンサー方式を採用し、電源は単三乾電池1本。レシーバーのインターフェースはUSB3.0で、マウス本体に収められるため持ち運びしやすい。
今までにない形だからこそ、慣れるまでは多少の違和感はあるだろう。しかしこの新感覚マウスなら、パソコンでの長時間にわたる作業でも、肩こりや手首の痛みから解放され、ゲーム感覚でサクサク快適に進むかもしれない。今お使いのマウスが合わない人は、検討してみてはいかがだろうか。