気象庁は、きょう19日(日)午前2時15分、箱根山火口周辺警報(噴火レベル2)を発表しました。今後、想定火口域内に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があるとして、気象庁は警戒を呼びかけています。
箱根山の噴火警戒レベル1から2に引き上げ
箱根山では、昨日(18日)午前5時頃から芦ノ湖の西岸を震源とする地震を中心に、火山性地震が増加しています。
大涌谷周辺の想定火口域では、活発な噴気活動が続いています。
GNSS連続観測では、2019年3月中旬頃から一部の基線で伸びの変化がみられています。
こうしたことから、気象庁は箱根山の火山活動が活発化しているとして、噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引上げました。
想定火口域内に影響を及ぼす噴火の可能性…防災上の警戒事項は
想定火口域内では、弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
噴火時には、風下側では火山灰だけでなく小さな噴石が風に流されて降るため注意してください。