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4月こと座流星群の活動がピークを迎えます。観測のポイントや各地の天気をまとめました。

観測のポイント

4月こと座流星群は、例年4月16日から4月25日頃に観測できる流星群です。活動がピークを迎えると、1時間に5個~10個程度の流星が出現します。数は少ないですが、明るいものや痕を残すものが見られることがあります。
今年は、残念ながら、条件が良くありません。明るい月があるためです。
街灯などの明かりがなく、ひらけた場所であっても、見られるのは「1時間に5個程度」となりそうです。
流星群の放射点は、22日夜10時頃から北東の空で少しずつ高度を上げ、上の図のように23日午前2時~3時頃には東北東の高い空へ。ただ、流星はあらゆる方角へ向かうため、観測の最大のポイントは「月を視野に入れない」ように、空を眺めることです。月は「南の空」に昇ってきます。

きょう深夜~あす明け方 晴れる所が多い

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きょうは、高気圧に覆われてほぼ全国で晴れており、あすの明け方にかけても晴れる所が多いでしょう。
【各地の天気】
北海道:おおむね晴れるでしょう。渡島半島には少し雲がかかりますが、一時的です。
●東北・北陸:広く晴れるでしょう。
●関東甲信・静岡:曇りや雨と、観測にはあいにくの所が多くなりそうです。ただ、「関東北部山沿い、長野県」は大体晴れるでしょう。
●東海3県・近畿・中国・四国:おおむね晴れるでしょう。所々に薄い雲がかかりますが、観測のチャンスはありそうです。
●九州:曇り空の所が多いでしょう。「佐賀、福岡、大分」は、未明までは雲の切れ間がありますが、明け方には雲に覆われそうです。
●沖縄:曇りや雨で、観測にはあいにくの空模様です。
北陸以北を中心に、流星を見られる所が多い見込みですが、昼間汗ばむくらいになった所も空気がヒンヤリしてきます。
流星の出現は1時間に5個程度、ということで、観測は長期戦となるでしょう。羽織る物に加えて、重ね着のできる物を持ったり、温かい飲み物を用意しておくと良さそうです。