■「母性本能くすぐり系」を自認
役者としての実力は申し分ないうえに、私生活でもモテモテのようだ。2016年には、朝ドラ「まれ」で夫婦役を演じた山崎と土屋太鳳の“焼き肉デート”が週刊誌で報じられたこともある。
「これまで多くの人気女優の相手役として活躍してきたということは、それだけ女優の扱いに慣れているということでしょう。『一週間フレンズ。』で共演した川口春奈は以前、映画の舞台あいさつで『優しくて、かっこ良くて、面白くて、ちょっと抜けていて、かわいくてみたいな。そりゃモテるなと思います』と語っています。山崎自身も過去、自らを『母性本能くすぐり系』だと認める発言をしていました。トーク番組で、親友でもある俳優の桜田通(どおり)は山崎について、ひげを無造作に伸ばし、部屋が散らかっていることもあると明かし、『いい意味で雑な瞬間がある』と証言していました。広瀬すずも、山崎のこうした性格やギャップに、母性本能をくすぐられたのかもしれません」(女性週刊誌の芸能担当記者)
熱愛報道が話題を集めるなか、12月にはネットフリックス制作の「今際の国のアリス」の続編が配信される予定で、ここでもまた評価が上がりそうだ。ドラマウオッチャーの中村裕一氏は、山崎賢人の今後を次のように分析する。
「山崎さんの俳優として魅力は、強さと弱さが絶妙なバランスで共存し、かつ成立しているところ。内面を吐露するナイーブな役も、弱さを見せない頼もしい役もしっかり務まるところは素晴らしい。個人的には自閉症スペクトラム障害とサヴァン症候群のある研修医を演じた『グッド・ドクター』での演技がとても印象的でした。また、いい意味でアクがないので、マンガや小説などの原作を持つ作品と親和性が高いのも特徴の一つ。映画や配信サービスでも着実に実績を残しており、同年代の俳優の中でも存在感はトップクラスだと思います。言うまでもなく日本のマンガやアニメは世界に通用するコンテンツ。『今際の国のアリス』シーズン2でどんな演技を見せてくれるか、とても楽しみです」
これからは世界も視野に入るかもしれない俳優・山崎賢人。国民的女優が心を許してしまうのも無理はない。(藤原三星)