チャンス大城さん(左)とインタレスティングたけしさん
チャンス大城さん(左)とインタレスティングたけしさん

 あんまり僕は覚えていないんですけど、松本さんは笑ってくれていたらしいんです。それで、「瞬間大喜利」をやることになったんです。お題を言われたらすぐ返答するスピード大喜利。例えば「北斗の拳のラオウの本当の妹とは?」とか。それを松本さんが「やろうぜ」って。それでついにぼくの番が来たときに、お題を答えるかわりに「おれは松本さんに憧れて、この世界に入ってきました!」とか、ろれつが回っていないようなベロベロな状態で言っちゃって。それに対しても松本さんは「お前がやりたいって言ったんやろー!」って突っ込んでくれはったらしい。それなのに、ぼくは松本さんが帰るタクシーにすり寄ったりもしちゃっていて。そのあとに松本さんに謝りに行ったら「おれは全然大丈夫や」「酒に気を付けろよ」って許してくれた。でも「内心は怒ってるやろうな」ってずっと思ってたんです。

 それからしばらくして、水曜日のダウンタウンで「未だにバイトしてる最も芸歴が長い芸人、リットン調査団説」(2019年3月13日放映)に出させてもらったんです。そのときに道路工事のバイトをしていたんですが、現場でパイプのネジみたいなもの回しているぼくに、スタッフさんが「この作業は今何やってるんですか?」って聞いたんです。で、「いや、分かんないです」。「この道具は何ですか?」「分かんないです」っていうやり取りをしたんです。実はインタビューされた現場に行ったのが初めてで、本当に何をしているのか、あのときには分かんなかったんです(笑)。しかも、芸歴が長いのにバイトをしている芸人ランキングで、おれは第3位。そういう回でした。

 でも、その放映を観るときに、ぼくはずっとワイプを隠して観ていた。松本さんがどんな顔をしているのか、見るのが怖くて。で、ちょっとずつ手で隠していた部分をはがしながらテレビを見ていると「あっ!松本さんが笑っている!」ってわかった。あのときはほんまうれしかったです。しかも、後日ダウンタウンDXとかでも共演させてもらって。

タケト:良かったですね! じゃあ、怒っていないということなのかもしれませんね。あと、お酒もそうですけど、チャンスさんはタバコも止めていますよね。

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「おれは刑務所にいる」という設定で禁煙