息子を授かり現在7歳。子供のことで今は一緒に話したり考えたりすることも多いのだが、光代さんの言葉を聞き、ふと考える。子供が大きくなったら、自分たちはどうなるんだろうと。

 空気みたいな存在になるかもしれないと。

 僕と妻の大島美幸は交際0日で結婚して、最初は、妻は僕に敬語で話していた。僕を「おさむさん」と呼び僕は「大島」と呼んでいた。だけどあるとき妻が「これじゃあ仲良くならないから、呼び方を変えよう」と言った。妻を「みいたん」と呼び僕を「むうたん」と呼ぶと妻が決めた。なかば罰ゲームみたいだったが、一週間もたつと妻の敬語は消えて二人の距離感は一気に変わった。あの時、妻が提案してくれたからその距離感が出来た。

 結婚して20年を振り返ると、妻がなんだかんだで、かき回してくれていたんだなと気づく。

 太田夫婦の「距離感」を見て、これからは僕もかき回す努力をしなければと思った。

 番組内で二人でトランプやって熱くなっているシーン。なんだか泣けたな・・・。

鈴木おさむオフィシャルブログから
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鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。パパ目線の育児記録「ママにはなれないパパ」(マガジンハウス)、長編小説『僕の種がない』(幻冬舎)が好評発売中。漫画原作も多数で、ラブホラー漫画「お化けと風鈴」は、毎週金曜更新で自身のインスタグラムで公開、またLINE漫画でも連載中。「インフル怨サー。 ~顔を焼かれた私が復讐を誓った日~」は各種主要電子書店で販売中。コミック「ティラノ部長」(マガジンマウス)が発売中。原案・脚本を担当した「運命警察」(テレビ東京)がOA中。

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鈴木おさむ

鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。

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