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気象庁は18日に「1か月予報」を発表。北日本は季節の進みがゆっくりで、11月に入って急に寒くなるので、気温差に注意。東日本も10月中は気温が平年より高く、今年は、西日本ほど早い時期から秋が深まりそうです。

北日本(北海道・東北):いつもの10月と違います

気象庁が18日に発表した「1か月予報」によりますと、北日本は、10月いっぱい季節がゆっくり進むでしょう。10月下旬は、平年よりも平均気温が高い予想です。特に、10月23日頃からの約1週間は、かなりの高温が予想され「高温に関する異常天候早期警戒情報」も発表されています。ただ、暖かい時期がずっと続くわけではありません。11月3日〜16日の平均気温は、ほぼ平年並みなので、11月に入って急に寒くなるでしょう。北日本では、10月はここまで気温が平年より高めでしたが、この後、10月後半と11月の気温差が大きくなりそうです。まだまだ暖かいと思っていた所に、突然、11月らしい寒さがやってきますので、油断しないで、まだ使っていない暖房器具の点検は、早めに行って下さい。

東日本(関東甲信・東海・北陸):11月に入ると、徐々に秋めきます

東日本も、10月20日〜26日の平均気温は、平年より高いでしょう。ただ、北日本よりも一足早く、平均気温は、27日から平年並みか高くなり、11月3日以降は平年並みの予想です。10月中は、まだ昼間は薄着で過ごせる所もありますが、カレンダーが11月に変わる頃から、季節が少しずつ進みそうです。この時期らしい気温になることで、標高の高い所を中心に、紅葉の色づきも一気に進むでしょう。街中でも、厚手のジャケットなどの出番が増えますので、早めに用意をしておくのが、おススメです。

西日本(近畿・中国・四国・九州):早い時期から秋が深まります

西日本も、10月20日〜26日の平均気温は、平年より高い予想ですが、こちらは北日本や東日本よりも更に早く、季節が進むでしょう。平均気温は、27日から平年並みの状態が続きそうです。来週1週間は、まだ昼間は快適に過ごせても、10月も終わりになると、秋のヒンヤリした空気が際立ってくるでしょう。体調管理には、十分な注意が必要です。

沖縄・奄美:暖かいはずなのに、10月後半も気温が低いです

一方、沖縄・奄美だけは、10月20日〜26日の平均気温は、平年より低いでしょう。沖縄や奄美では、17日までの20日間の平均気温が、平年より1度〜2度低い所が多くなりましたが、この傾向はまだ続きそうです。27日〜11月2日は、まだ、平均気温が平年並みか低い予想です。ほぼ平年並みになるのは、11月3日以降でしょう。
この秋は、北日本で足踏みしたり、西日本で先走るなど、いつも通りに季節が進まなくなりそうです。毎日の天気予報をこまめにチェックして下さい。