他にも『CBS SPORTS』がシーズン前に同様のランキングを発表しているが、公式サイトとは少し違う順位となっている。これも選手の評価が人によって今は揺れているという証拠でもあるだろう。『CBS SPORTS』のランキングは以下の通り。

1位:ホアン:ソト(ナショナルズ→パドレス)
2位:ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)
3位:マイク・トラウト(エンゼルス)
4位:ムーキー・ベッツ(ドジャース
5位:ホセ・ラミレス(ガーディアンズ)
6位:大谷翔平(エンゼルス)
7位:ワンダー・フランコ(レイズ)
8位:ゲリット・コール(ヤンキース)
9位:カルロス・コレア(ツインズ)
10位:コービン・バーンズ(ブルワーズ)

 ここでは大谷はトップではないが、6位にランクイン。一方トラウトはこちらでは大谷を上回る3位と依然として評価は高いが若さなどを考えると、今後はソト、ゲレーロJr.、タティスJr.、アクーニャJr.、フランコあたりが「最高のプレイヤー」を争うライバルとなってくるだろう。だが、ソト、ゲレーロJr.、フランコは今季に限ってはそこまで目立った成績は残しておらず、タティスJr.、アクーニャJr.も怪我がちで将来的に不安要素も多い。

 選手のチームへの貢献度を総合的に評価するWARという指標をみても、今シーズン大谷はリーグ全体で3位。トップ5は1位がアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)、2位がサンディ・アルカンタラ投手(マーリンズ)、4位がポール・ゴールドシュミット一塁手(カージナルス)、5位がノーラン・アレナド三塁手(カージナルス)とスター選手たちが並ぶが、25歳のアルカンタラを除いて他の選手は全て30歳以上。先ほど触れた2つのランキングでも大谷以外はどちらにも入っていないことからも、大谷は期待値、そして実際の成績でもかなりトップに位置しているのが分かる。

 また、大谷は米国で人気の野球ゲーム「MLB The Show」のカバーアスリート(パッケージの表紙などを飾るイメージキャラクター)になっており、知名度や人気という面でも他のスター選手に負けていない。

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今ではエンゼルス以外のファンも増加?