キラキラ&キュートが代名詞のなにわ男子のなかで、ひときわスタイリッシュな麗しさがダダ漏れる高橋恭平さん。映画単独初主演を果たす「なのに、千輝くんが甘すぎる。」では、学校中の女子を虜(とりこ)にするイケメン男子高校生・千輝(ちぎら)くんを演じる。基本“塩対応”な主人公との共通点を探るうち、高橋がまとう“クール”の正体が明らかに……?
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──少女漫画原作の映画で主演することが夢だったそうですね。
俳優の吉沢亮くんが好きなんですけど、少女漫画の実写映画にも多く出ていらっしゃったので、なんかこういうキラキラもいいなー、若くてできるうちにやってみたいなーって思ってました。
メンバーにも少女漫画原作の作品をよく見る子がいるので、一緒に見に行ったりもしてました。でも(今作の)主演が決まったら、みんなから心配されましたね。グループでいるときは、ちょっと抜けてるおバカというか、まあ頼られるキャラではないので……。主演っていうことでいつもとは立場がちがいましたし、ここまでTHE胸キュンな作品は初めてだったので、緊張しました。
──クールで素っ気ない千輝くんを演じるうえで気をつけたことは?
役作りをして演じるというよりは、割とラフに、素の感じでいきました。「胸キュンしよう」ではなく、本当にさらっと「出ちゃった」ぐらいの感覚で(笑)。僕はアイドルですけど、普段(胸キュン要素を)あんまり出してないので、それがかえってよかったなーっていう。いつもよりちょっと甘さを意識して頑張ったら、あの千輝くんぐらいのクールになるので。
──千輝くんと高橋さんの似ているところは?
まあ見た目でクールに思われがちなところは似てるのかなーと思いますけど、僕は実際はそこまで無口でもクールでもないです。人見知りなだけで、しゃべるのはけっこう好きだし、先輩にちょっかいをかけにいったりとかTHE後輩気質なところもあるので。