──千輝くんのようなモテ男子ではなかった?
いや、最近の子はみんなかっこいいんで。僕はあんなふうにキャーキャー言われるとかはなかったです。ただ、(自分のルックスに対する)自信はありました。この仕事を始めるまでは、人に注目されることもなかったし、見られることに興味もなかったんですけどね。
──イケメンとして、ファンの期待に応え続けるために努力していることはある?
裏表なくというか、素でいることかなって。人と被りたくないっていうのが僕のなかにあるし、「独特だね」とか「変わってるね」とかって言われることは嫌いじゃない。
ギャップがあるといいなーって思ってます。SixTONESさんに憧れてるんですけど、SixTONESらしいかっこよさも、なにわ(男子)のキラキラも、俺は両方欲しいんですよね。
いろんな顔を見せたいから、かっこいいことだけをやるとかじゃなく、(どんな方向にも)振り切れるイケメンでいたいです。
──千輝くんを演じることで学んだ“キュンキュンテクニック”は、アイドル活動に生かせそう?
いやもうこれは、これは無理でしょう! できないですよ。俺がやるのは夢のまた夢ですね。そんな胸キュンなセリフ、さらっと言えないんで。はい。言えたとしても、ずっとゲラゲラゲラゲラ笑ってると思います(笑)。
(構成/本誌・大谷百合絵)
※週刊朝日 2023年3月10日号