安田大サーカスのクロちゃんが、気になるトピックについて"真実"のみを語る連載「死ぬ前に話しておきたい恋の話」。今回のテーマは「ギャグ」。ドッキリや罰ゲームなど、ここ数年は、なにかと身体を張る仕事の多い印象のクロちゃん。しかし、意外にも持ちギャグは多数あり、ギャガーとしての一面も持っている。中でも、最も有名なギャグといえば「クロちゃんです!ワワワワワァ~♪」。安田大サーカスを結成して間もない頃から続けているギャグのようだが、実は、これ、クロちゃん本人が作ったものではないらしい。ギャグ誕生の裏にあった貴重なエピソードとは?
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自分ではあまりそういう意識はないんだけど、ボクは意外とギャガーだと思われている。ギャグの定義とか、いまだに、あんまりよく分かってないんだけどね(笑)。
これまで作ってきたギャグは、おそらく50個以上はある……と思う。ぶっちゃけて言うと、自分のギャグが一体いくつあるのか、ボクはいまいち把握していない。深く考えたこともないかもしれない。テレビの収録などで、運良くウケたギャグがあったとしても、メモとかもしないから、いつの間にか忘れちゃうんだよね。スベったことで、記憶からあえて抹消しているギャグもたくさんあるし。かなり昔だけど、今田耕司さんが司会を担当していた生放送番組で「にゃんにゃんにゃんころりん、ちゅーちゅちゅぱー、ぱらぴれぽろぽーん」っていうギャグを披露したことがあるんだけど、とんでもなく大スベリしたから、それはもう封印した(笑)。あんな地獄はもう二度と味わいたくない……。
「クロちゃんです!ワワワワワァ~♪」
「キュンからのバッキューン」
「キャ恥ずかしい、ぱ、お花」
「ナイストゥミーチュー、ナイストゥミーチュー、チューリップー」
「コンコンチュッチュッコンチュッチュ、また来週―」
「じょーりじょりじょり、ビキニラインきれいー」
「いちについて、尿意ドーン、わ!止まらない、尿のカーニバル」
「えーんえんえん円安ドル高、日本経済、頑張れ日本」
今すぐにパッと思い出せるギャグといえば、このぐらいかなー。テレビ収録やロケなどで、よく使うギャグは、おそらく10個くらいはあるはず。
そこまで強いこだわりというわけじゃないけど、ボクは、ギャグには、かわいい言葉をなるべくチョイスするようにしている。ギャグをする上でセットになる「動き」もオーバーに激しくっていうよりは、なるべくシンプルに分かりやすくする。会話しながらでも、気軽にささっとすぐできるような単純で簡単なものが理想かもしれないね。