こうなると気になるのは次のヒロインは誰なのか?ということだろう。

 まずその候補の筆頭になるのが、同ランク10位につけている菅沼菜々だ。今年がプロ5年目で今季は11試合でトップ10入りを果たしている菅沼は、5月のリゾートトラスト・レディスでは、初勝利に後一歩に迫る2位タイ。日本女子プロでも3位となっており、初優勝が期待されている。

 2020-21シーズンに賞金シードを獲得し、ツアーをシード選手として迎えるのは今季が初めてだが、埼玉栄高3年の2017年には、日本ジュニアを西村優菜、吉田優利、山下、笹生優花、稲見など今をときめくプロたちを退けて制した。その潜在能力は高く評価されており、今季の成績を見れば初Vは秒読みと言えるだろう。

 同ランク37位の阿部未悠も注目のプロゴルファーだ。2000年度生まれの「ミレニアム世代」の阿部は、北海道出身だが中学、高校は福岡県にゴルフ留学。昨年6月のプロテストに合格し、今季からフル参戦すると5月のリゾートトラスト・レディスではホールインワンを達成し賞金800万円を獲得した。

 トップ10入りはリゾートトラストを含めて4回だが、フェアウェイキープ率とトータルドライビングは11位と安定したティーショットが魅力。爆発力もあり、可能性を感じさせる存在だ。

 岩井明愛も初優勝が期待できる。今季のNEC軽井沢72ゴルフトーナメントとCAT Ladies2022でいきなり連続優勝を達成した岩井千怜の双子の姉で、パナソニックオープンレディース7位タイ、北海道meijiカップ5位タイと上位進出も果たした。

 昨年のステップアップツアーでは、妹の千怜がカストロールレディースで優勝すると、次戦の山陽新聞レディースカップで姉の明愛が勝利するというルーキーながら国内ゴルフ史上初の快挙を達成。平均飛距離253.61ヤードで4位と飛ばせることも、さらなる上位進出、そして初勝利への大きな武器となるはずだ。

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“ヒロイン量産”はまだまだ続く?