12月はたびたび冬将軍が襲来。全国的に例年より寒い日が多く、早くも記録的な大雪に見舞われています。1月はどうなるでしょうか?1か月予報をまとめました。

12月は寒かった! 記録的な大雪も

2017年は冬の訪れが早く、12月は全国的に寒くなりました。上の図は冬日と真冬日の累積地点数(10月1日~12月27日まで)です。冬日の地点数が他の年よりも際立っていて、2005年以来の多さになっています。
※冬日とは最低気温が0度未満、真冬日とは最高気温が0度未満の日のことです。
大雪にも見舞われました。真冬でもめったにない記録的な降雪になった所があり、群馬県みなかみ町藤原では24時間で100センチ以上の雪が降り積もりました。(12月26日~27日)。
12月の最深積雪の記録を更新した所もあります。北海道音威子府村180センチ(12月20日)、滝川市110センチ(12月21日)、八雲町60センチ(12月20日)、函館空港27センチ(12月13日)。このほか、新潟県湯沢町や福島県檜枝岐村、長野県の野沢温泉など豪雪地帯でも平年の2倍以上の雪が積もりました。

1月は寒さと雪はどうなる?

【北日本】大陸からの寒気の影響は小さい一方、低気圧の影響を受けやすいでしょう。気温は年末年始は平年より高めで寒さが緩んでも、その後は次第に真冬らしい寒さが戻る見込みです。気温の変化に注意が必要です。日本海側は平年と同様に曇りや雪の日が多いでしょう。降雪量は平年並みか少ない見込みです。太平洋側は1月の前半は低気圧の影響を受けやすく、平年に比べ晴れの日が少なくなりそうです。
【東日本】冬型の気圧配置が強まりやすいでしょう。気温は平年並みか低く、厳しい寒さの続く日が多くなりそうです。日本海側の降雪量は平年並みか多いでしょう。太平洋側は平年と同様に晴れる日が多い見込みです。
【西日本】冬型の気圧配置が強まりやすいでしょう。気温は平年より低く、1月の前半から真冬のような寒さの日が多くなりそうです。日本海側の降雪量は平年並みか多いでしょう。太平洋側は平年と同様に晴れる日が多い見込みです。
【沖縄・奄美】気温はほぼ平年並みでしょう。特に1月の2週目は平年に比べて曇りや雨の日が多い見込みです。
※北日本=北海道・東北、東日本=関東甲信・東海・北陸、西日本=近畿・中国・四国・九州(奄美を除く)