「獲得の噂がある筒香嘉智が入団した場合、ポランコとは強打の左打ちの外野手という部分で被る。また、内野陣には坂本勇人岡本和真、吉川尚輝、中田翔、中島宏之らがいて飽和状態なので、ウィーラーは実質的に外野専任。そうなるとプレースタイルは異なるが、外野手が余ってしまう状況になりかねない」(在京球団編成担当者)

「日本シリーズ終了後にFA資格保有者が動き始め、12球団合同トライアウトもある。市場の動向を見ながら外国人の去就も決めるはず。仮に新助っ人を獲得する場合は失敗のリスクもある。ポランコ、ウィーラーは保険的な意味合いでの契約延長の可能性もある。いずれにせよ、もう少し時間がかかるはず」(巨人担当記者)

 ライバル阪神はシーズン終了とともに、ケラー以外の助っ人6選手を戦力外とした。巨人には現在のところ大きな動きはないが、ここから先どうなるのか。ポランコ、ウィーラーの扱いを含め、今後の動向に注目したい。(文中の年俸は推定)

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