俳優、タレントとして活躍する菊川怜さんは、かつて難関私立中高一貫校から東京大に進学しました。どんなに教育熱心な家庭で育ったの?と気になるところですが……。幼少期の家族との思い出や、親御さんの教育方針、3児の母となった今、当時について思うことなどを聞きました。
【写真】面影がある?子どもの頃の菊川怜さんはこちら(全4枚)ケーキもポテトチップスも手作りしてくれた母
母は専業主婦で朝昼晩ご飯は手作り。ポテトチップスなどのお菓子も手作りで、私のお誕生日には2段ケーキを焼いてくれたのをよく覚えています。今もわが家の子どもたちのためによくクッキーを焼いてくれるのですが、「懐かしいな~」とうれしくなります。
今の私はご飯を作るだけで精一杯なので、お菓子まではとても真似できませんけど(笑)。自分が親になった今、本当にすごいなって思います。
母いわく、小さい頃は毎日何分間決めて、短い時間でも通信教育を私にさせていたそうです。私もかすかに記憶が残っています。また、挨拶はきちんとしなさいとか、しつけはそれなりに厳しかったと思います。私は小さい頃からおてんばでお調子者タイプでしたが、悪いことはやっちゃダメ、と母から、しっかり教えられていました。
父は会社員で、とても穏やかな人。怒られたとか、勉強しなさいと言われたとか、そういう記憶がほぼないです。一方で成績をほめられたとか、そっちの記憶もないんですけどね。今思えば、のびのびと出来たので、とても感謝しています(笑)。
父はとにかく学生時代から続けているテニスが大好きで、母も一緒に楽しんでいたので、毎週末には家族でテニスコートに出かけていました。毎年夏の旅行といえば軽井沢で両親がテニスでしたし、遊園地なんて大きくなってから、友達としか行ったことがなかったですよ。家族でのお出かけは親ファーストでした。
ただ、父母のプレイが終わったあと、父が夕方に30分くらいテニスボールで打ち合いをしてくれる時間があって、それがとても楽しかったことも覚えています。
ちなみに父も母も、70歳を過ぎた今でもテニスを続けています。元気でいてくれて本当にありがたいです。ふたりとも私が困ったときは心配して助けてくれますし、親子関係はとてもいいと思います。
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