もし保護した動物に障害や病気がわかったら、保護団体などに相談すると育ててくれる人がいるかもしれないので、捨てることだけはしてほしくないです。もし捨てられると、(地域としても)他の猫以上に生きていくのが厳しいと思うので。

……さて、今日もそろそろ息子が仕事から戻る時間です。泣き虫な登校拒否児だった息子ですが、カムイに寄り添われ、自信と前向きさを取り戻し、(高校時代は生徒会長もして)いろいろと資格を取って社会人になることができました。カムイのセラピー効果でしょうか。

 カムイ、お兄ちゃんは大きくなったけど、これからも見守ってほしいな。そんなカムイをずっとずっと、大事にしていきたいと思います。

社会人になった長男とカムイは今も良い関係
社会人になった長男とカムイは今も良い関係

(水野マルコ)

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「猫をたずねて三千里」は猫好きの読者とともに作り上げる連載です。編集部と一緒にあなたの飼い猫のストーリーを紡ぎませんか? 2匹の猫のお母さんでもある、ペット取材歴25年の水野マルコ記者が飼い主さんから話を聞いて、飼い主さんの目線で、猫との出会いから今までの物語をつづります。虹の橋を渡った子のお話も大歓迎です。ぜひ、あなたと猫の物語を教えてください。記事中、飼い主さんの名前は仮名でもOKです。飼い猫の簡単な紹介、お住まいの地域(都道府県)とともにこちらにご連絡ください。nekosanzenri@asahi.com

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水野マルコ

水野マルコ/1961年生まれ。ライター。猫と暮らして30年。今は優しいおばあちゃん猫と甘えん坊な男子猫と暮らしています。猫雑誌、一般誌、Web等での取材歴25年。猫と家族の絆を記すのが好き。猫と暮らせるグループホームを開くのが夢。

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