暑い日が続いた7月の北海道。暑い夏に楽しむレジャーは数多くありますが、今回は納涼を兼ねた堤防での釣り体験記を紹介します。

小樽港での釣り(2017年7月13日) 撮影:日本気象協会北海道支社 佐藤雅義
小樽港での釣り(2017年7月13日) 撮影:日本気象協会北海道支社 佐藤雅義

「身近な場所で、手軽に」

今回は、堤防から気軽に楽しめる釣り道具を持って札幌からほど近い小樽港で夕方の釣りを楽しんできました。まずは、ライト(軽い)タックル(道具)で手軽にハゼを狙ってみます。ハゼは疑似餌仕様でもねらえますが、今回はエサ釣りで試しました。30mほど沖合から手前方向に探りを入れると、数投後に狙いのハゼが釣れました。

小樽港のハゼ(2017年7月13日) 撮影:日本気象協会北海道支社 佐藤雅義
小樽港のハゼ(2017年7月13日) 撮影:日本気象協会北海道支社 佐藤雅義

また、もう1本の竿では針が幾つもついた仕掛けで今度はチカを狙ってみます。チカはワカサギに似た海水魚で、北海道では堤防などから手軽にねらうことができます。まき餌をしてしばらく竿を振っていると、10cm前後のチカがぽつぽつ釣れてきます。大きな群れではないようですが、日没前後まで楽しむことができました。

小樽港のチカ(2017年7月13日) 撮影:日本気象協会北海道支社 佐藤雅義
小樽港のチカ(2017年7月13日) 撮影:日本気象協会北海道支社 佐藤雅義

日没後は夜行性の魚たちが活発に動き回る時間帯です。先程ハゼを釣った竿でしばらく探っていると、20cm前後のエゾメバルが釣れました。エゾメバルは北海道では主に「ガヤ」と言われ、沿岸や堤防付近に「ガヤガヤ」とうるさいほど数多くいたことから名づけられたそうです。個人的には昔に比べると数は減ったかな?と思いますが、今でも十分、手軽に狙えるターゲットです。
このように、身近な場所で手軽な道具で、多種の魚を釣ることもできるのも釣りの楽しみ方の一つかと思います。転落防止など安全面での注意は必要ですが、水辺は幾分涼しさも感じられますので、納涼を兼ねての釣行もオススメです。

小樽港のエゾメバル(2017年7月13日) 撮影:日本気象協会北海道支社 佐藤雅義
小樽港のエゾメバル(2017年7月13日) 撮影:日本気象協会北海道支社 佐藤雅義

「今後のオススメの日は?」

今週は高気圧に覆われる日が多く、週末にかけて晴れ間の出る所が多くなりそうです。ただし、太平洋側沿岸では南海上の台風に起因するウネリが入る恐れがありますので、最新の気象情報にてご確認下さい。可能性が海辺の風は心地良さをもたらしてくれますが、海面からの照り返しで帽子を被っていても日焼けをすることがあります。日光を適度に調節できるような服装を準備されるのも良いでしょう。今回のような釣りは遠くに行かなくとも身近な海で楽しむことができますので、是非チャレンジしてみて下さい!

北海道の10日間予報
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