ヨーロッパの国では「NO」を突き付けているところもあるのに、日本だけ「知りません」というのはナシなのでは。実際、どういう問題があるのか、それはそれで詳しく報じたほうがいいのではないかと思う。そうした、モヤモヤ感はメディアでももっと報じるべきではないのかなと考えている。
結局のところ、東京五輪・パラリンピックのときに、あれだけ開催するか、しないか、観客を入れるか、無観客か議論してメディアが騒いだ。ワイドショーで僕は「議論しているってことは結局、カネが絡んでいる問題でしょ!?」って話したことがある。あの時、モヤモヤしていたことが今になってやっと明らかになってきて、めちゃくちゃカネがうごめいていたことがわかったわけじゃないですか。今になってやっと、東京五輪に関係する人物や代理店に捜査が入ったわけですよね。
東京五輪のことは、もうタラレバになってしまいますが、あの時、東京五輪を盛り上げよう、楽しもうだけでなく、過去には五輪でこんな汚職がありましたとか検証をして考えたり、知っておくべきだったんじゃないの?
それで言うと、今のサッカーワールドカップも日本代表頑張れで、もちろんいいんだけど、世界各国から「NO」と突きつけている部分があるのならば、日本もそういった事実を「こういう側面もあります」ときちんと報じなければならないと思う。スポンサーの関係で、負の側面を報じられないとなったら、東京五輪の顛末と同じことをやっているみたいにならないか?
それで言うと、東京都の太陽光発電パネルのことも、都は疑問対する情報を全部出しているけど、もっとドンドン発信して欲しい。都はそういうのアピールするCMを制作するのも得意でしょ!?(笑)
東京都の太陽光発電パネルのことを例にとりましたが、いまこそ、うやむやになっていることをきちんと報じるべきなのではないのかな。太陽光発電パネルのことも、ワールドカップのことも放っておくと、後に「ほら、こんなことになっただろ」みたいなことにならないか!?