ワイキキビーチからダイヤモンドヘッドを望む「ザ・ハワイ」な景色。ハワイの空の下では、何もかもが色鮮やかに見える
ワイキキビーチからダイヤモンドヘッドを望む「ザ・ハワイ」な景色。ハワイの空の下では、何もかもが色鮮やかに見える
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 年に一度のハワイ旅行が自分へのごほうび!という日々が遠ざかってから、3年がたつ。ここにきてやっと、移動の制限やハードルが低くなって、物理的にはハワイ旅行も可能になってきた。円安が新たな壁になって、多くの人にとってがまんの日々はまだまだ続きそうだが、「そろそろハワイ成分を注入しないと息ができない」というあなたのために、「&TRAVEL ハワイ2024」スタッフが一足早く現地入り。リピーターなら誰もが気になる「あそこ、どうなった?」を中心に、ハワイの「いま」をリポートする。

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 まず、ポストコロナのハワイを語るキーワードを知っておきたい。それが「マラマ」だ。マラマとはハワイ語で「思いやる」の意味。ハワイ州観光局は、美しいハワイを後世に残そうと、自然環境や伝統文化を守るために旅行客にもできることを数多く提案している。

ダイヤモンドヘッドは標高232メートル。緩やかな傾斜が多くコースも整備されているので、気軽にトレッキングが楽しめる
ダイヤモンドヘッドは標高232メートル。緩やかな傾斜が多くコースも整備されているので、気軽にトレッキングが楽しめる

 マラマの精神は、「ダイヤモンドヘッド」「ハナウマ湾」という二大観光スポットを訪ねる際のルールにも現れている。ダイヤモンドヘッドには、ハワイを代表するトレッキングコースが用意されているが、入山には予約が必要になった。入山時間は1時間ごとに設定され、入山料金5ドルは環境保護活動のために使われる。コロナ以前からルールを設けて自然を守ってきたハナウマ湾は、さらなる自然保護のため、1日にエリア内に入ることのできる人数を制限。2021年4月からはオンラインでの事前予約が必要になっている。ハナウマ湾の歴史や自然環境、生態系、海洋生物保護について解説する9分ほどのビデオの視聴も義務付けられた。

 ホテルの中には、旅行客が激減したコロナ禍の間に大規模なリニューアルを済ませたり、いままさに進めていたりするところがある。

 世界中のセレブを魅了するハワイの最上級ホテル「ハレクラニ」もその一つだ。約1年間、全館を休館にして全面リニューアルを敢行。2021年10月、ハワイ語で「天国にふさわしい館」を意味するホテル名の通り、夢のように美しくなって再オープンした。共用部分は、開業時に使用された上質な素材はそのままに、よりエレガントな空間に生まれ変わった。スイートルームを含むすべての客室も、新しいインテリアデザインになっている。

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