■株を買うなら「オーナー目線」が大切な理由
だけど、僕自身は、現在キャピタルゲイン派。
今のライフステージ(人生の段階)を考えた場合、僕自身は、あまりインカムゲインを重視しなくても良いかな、と考えています。
もちろん、キャピタルゲインとインカムゲイン、両方が手に入るのが一番です。
だけど、「インカムゲインが高い株は、キャピタルゲインが低くなる」という傾向があります。
企業にとって、利益の再投資は会社の成長に欠かせないものです。
一度生まれた利益を使って、新しく施設や設備を買ったり、研究開発や広告を行ったりする。そして、そのプロセスを繰り返していくのが「再投資」です。
しかし、その大切な利益の一部を、株主の配当金や株主優待に回すということは、その分、会社のビジネスの成長が遅れる可能性があるのです。
僕は、株を買うときはオーナー気分でいます。
そのため、「配当金を払うくらいなら、そのお金を有効活用して、もっと成長してほしい」という気持ちになります。
もっとも、これはその人の考え方やライフステージ次第。
「10年後に売ったときのキャピタルゲインより、今の生活を支えるインカムゲインが欲しい」とか「配当金があるとうれしいから長期投資できそう」というのならば、それももちろんOKです。
とにかくここで知ってほしかったのは、「投資の利益には2種類あること」。