もう一つ注意すべきは、裏運気でいい思いをしても、その快楽にはまらないようにすること。頭ではわかっていても、脳が覚えてしまった快楽から抜け出すには、強い精神力や専門的なテクニックが必要です。裏運気に限りませんが、ギャンブルで堕落する人が多いことからも、強烈な多幸感を一度味わうと、そこに執着しやすくなるのです。
総じて、裏運気に快楽を味わうと、表運気に戻ったときにつらくなる、と言えます。
「人生の大博打」という意味では、これまで注目されなかった人が急に注目され始めたりと、「人生が変わるような出来事」が訪れることもあります。これも裏運気ならではの現象です。
ふだんモテなくて、そんな自分がイヤだ、変わりたいという場合は、裏運気を使うといいのです。モテるようになるこの時期に、モテる自分をよく覚えて、研究して糧にしてください。今までのモテなかった自分を守るのではなく、壊してください。
いつもとは違ったタイプからモテることもあります。遊び人タイプとばかり付き合っていた人が、家庭的なタイプからモテ始めたりします。今までとは違うタイプと付き合えるチャンスです。
■期間限定の恋を楽しんで
「裏運気」の時期にはふだんなら出会えないような人と出会うこともあります。
僕も占っていて、結婚したくて行動しているのに全然できないという人が、裏運気に結婚が決まることもありました。また、結婚に興味がなかった人が、急に結婚することもあるんです。
どちらも、「ふだんと逆になる」からこそ、訪れるチャンスです。
ただし、やはり長くは続かないのです。裏運気が終われば、本来の自分に戻りますから、「あれ? 何か違う」と気づいたり、相手から「何か違う」と思われたり、違和感が出てきて、次第に関係が悪くなることが多いのも事実です。