というわけで、節税効果で言えばiDeCoのほうの勝ちです。でも、iDeCoは一旦投資したら、そのお金は老後まで引き出せないのがネックになります。
無理な金額を投資すると、今の生活が苦しくなったり、住宅購入や教育費のような急な出費があったりしたときに困るかもしれないです。
一方で、つみたてNISAなら、いざとなったら現金化できるので、安心感があると思います。たとえば、突然の事故で大金が必要になったら、投資信託を解約して治療費にあてられます。
■パックンは「つみたてNISA」と「iDeCo」のどっち派?
このような違いを踏まえて、つみたてNISAとiDeCoを使い分けてください。
僕としては、投資信託を早く解約すると長期投資で得られたはずの利益を捨てるのと同じだから、なるべく解約しないほうが得だと思います。
だから、老後まで使う予定のないお金は、半強制的に長期投資ができて、節税効果抜群のiDeCoのほうを使って投資をするのが良いと思います。
結婚式、学費、住宅購入など、老後の前に必要になるかもしれない資金は、まずお金をつみたてNISAに突っ込んでおいて、数年成長させてから、必要なときに非課税で引き出して使いましょう。非課税の恩恵は政府からの入学祝い、結婚祝いと考えましょう!
どっちにしても、投資を始める前に何かあったとき用の資金を確保したり、必要な保険に入ったりするのは忘れないでね。