5月の本県は雨量が多くなりました。熊本市で平年の約1.4倍の雨量となるなど、県内各地で平年を上回る雨量が観測されています。
あすから6月。梅雨の時期が近づいてきており、熊本地震の影響で地盤が緩んでいるとみられることから、今後はさらに雨の降り方に注意する必要があります。

5月の降水量
5月の降水量
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熊本地震で揺れが大きかった熊本市、益城町、阿蘇市乙姫は5月の降水量が300ミリ前後に達しました。平年に比べると、熊本市で約1.4倍となったのをはじめ、益城町で約1.2倍、阿蘇市乙姫でも約1.1倍の雨が降り、各地で平年を超える雨の量となりました。
5月は低気圧や活発な前線がくり返し九州付近を通過し、強い雨が降ることも多かったため、降水量が多くなりました。

6月はさらに雨の降り方注意!

最新の長期予報によると、6月の九州北部の降水量は平年並みまたは平年より多い見込みです。
梅雨の時期を迎えるため、6月は熊本市の平年の降水量が404.9ミリなど、5月に比べると大幅に雨量が多くなります。短時間に激しい雨が降るようなことも多くなります。
熊本地震で揺れが大きかった熊本県や大分県を中心に、地盤が緩み土砂災害が発生する危険性が高くなっているとみられますので、今年は例年以上に土砂災害に注意する必要があります。また、6月は気温が平年よりも高く、蒸し暑い日が多くなると見られますので、特に避難所での衛生面や食品の管理にも気を付けてください。