今日、午後6時57分頃、日本の上空を国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」が通過します。関東から九州の広い範囲で、見られるチャンス。肉眼でも楽しめます。各地の気になる天気は?
この記事の写真をすべて見るきぼう(ISS)を見つけるには?
国際宇宙ステーション(ISS)は、地上から約400km上空に建設された実験施設です。
(「きぼう」はその中の日本実験棟の名前です。)
大きさはサッカー場くらいで、太陽電池パドルが取り付けられているためとても明るく、条件が揃えば地上から肉眼で見ることができます。
「きぼう」は明るい光がすーっと移動していくイメージで見えます。
(光が点滅したり、赤や青色の光の場合は、飛行機ですのでご注意を。)
事前に方向を確認しておき、どのあたりを通るのかイメージをつかんでおくと見つけやすいでしょう。
見える時刻と方角
今日は関東から九州の広い範囲で、「きぼう」を見られるチャンスです。
「きぼう」が見られると予想される経路は上の図を参考になさって下さい。
JAXA・宇宙航空研究開発機構によると、時刻は午後6時57分ごろ。
関東から九州の広い範囲で最大仰角(仰角とは、地平線からの角度)が45度以上になるため、見えやすいということです。
北海道や東北は最大仰角が低く、見つけづらいかもしれません。
沖縄では今回は見ることが難しいでしょう。
見られる方角は、地域によって異なります。
◆福岡 北東
◆広島 北北東
◆大阪 北西
◆東京 西
各地の天気は?
東海や近畿から九州はおおむね晴れて、雲にあまり邪魔されずに見ることができそうです。
北陸や関東は雲が広がりやすいですが、雲の切れ間もあり、見られる可能性も。
ちょうど帰宅の時間帯という方も多いと思いますので、是非、空を見上げてみてください。
ピークは昨夜でしたが、まだオリオン座流星群も見られるチャンスがありますので、「きぼう」を見つけた後は流れ星を探してみるのも良さそうです。