関東から西は雲が広がりやすく、気温の上昇も鈍い所が多くなりそう。きのうと比べて6~7度下がる所もあり、昼間も長袖が必要に。一方、北海道には日差しが届き、8月並みの気温となる所もありそうです。

関東から西は日差し少なく 10月並みの気温も

きょうは、関東から西は湿った空気が流れ込み、曇りや雨のスッキリしない天気に。日差しは厚い雲に遮られ、関東~四国を中心に、気温の上昇が鈍くなりそうです。
予想最高気温は、大阪や名古屋、松江、高松などは10月上旬並み、前橋は10月中旬並みとなっています。
また、きのうと比べて、急に気温が下がる所も多い見込み。
きのうの最高気温と比べると、高松は-7度、大阪、京都、福井、松江、鳥取、徳島は-6度と、たった1日でひと月分気温が下がる予想です。
前日との気温差が大きくなると、急な変化に体がついていけず、体調を崩しやすくなります。これらの地域では、昼間でも半袖だとヒンヤリしそう。長袖の服や少し厚手の服を用意して、風邪などひかないようにご注意ください。

北海道は日差したっぷり 夏日の所も

一方、東北や北海道は高気圧に覆われ、おおむね晴れる見込み。
特に北海道は日差しがたっぷり降り注ぎ、この時期としては気温が高くなるでしょう。
札幌と旭川の最高気温は、ともに26度で、夏日の予想。8月下旬並みの気温です。
こちらは半袖でも少し汗ばむ陽気となりそうです。

四国太平洋側 雨の降り方に要警戒

関東から西では広く雨が降りますが、特に四国は太平洋側を中心に、雨の降り方に警戒が必要です。
高知県には活発な雨雲がかかり続けています(下の図)。降り始めからの雨量が200ミリを超える大雨となっている所があり、きょう昼過ぎにかけて、局地的に猛烈な雨が降りそうです。
猛烈な雨とは、1時間に80ミリを超える雨のこと。息苦しさや圧迫感を感じるような降り方で、傘は全く役に立たなくなります。また、車の運転も危険です。
高知県や徳島県では、このあとも、低い土地の浸水や川の増水・はん濫に警戒を続けてください。

四国地方の雨雲レーダー(クリックすると最新の様子が見られます)
四国地方の雨雲レーダー(クリックすると最新の様子が見られます)